LEDビジョンと液晶ディスプレイとの違い
液晶ディスプレイ 選定基準 LEDビジョンLEDビジョンと一般的な液晶ディスプレイ(LCD)どちらを選ぶべきでしょうか?
どちらを選定すべきかは、具体的な要件や設置、現場環境、用途により変わります。それぞれの特徴やメリット、デメリット、特徴を一般的な選択基準で比較しました。
液晶ディスプレイ(LCD) | LEDビジョン | |
---|---|---|
発光方式 | バックライト | LED発光 |
明るさ 輝度(cd) | 約600cd 程度 | 約600cd ~1,500cd 程度 ※屋内用LEDビジョンの場合 <圧倒的に明るい> |
耐久性 長時間利用 | 約20,000時間点灯で寿命 1日16時間→3.5年で寿命 | 約50,000時間点灯で明るさ半減 1日16時間→8.5年で明るさ半減 |
サイズ | 製造会社の販売サイズによる 最大約120インチ程度 | ユニット構成の為サイズ制約ナシ |
画面の見え方 つなぎ目 | マルチモニターの場合ベゼル (繋ぎ目) がでる![]() | ベゼル (繋ぎ目) ナシ![]() |
視野角 | 視野角が狭く、 横からは見えにくい | 視野角が広く、 斜めからでも綺麗に見える |
画面形状 | 平面 長方形 正方形 | 自由自在(縦長、横長、曲面、円柱、立方体、透過 等) |
価格 導入価格 | 120インチ以下 価格メリット大 LEDビジョンより安い | 120インチ以上 液晶モニターより安くなる場合あり |
メンテナンス ランニングコスト | 一部破損でも全モニター交換 モデルチェンジ廃盤サイクルが製造会社に依存 | 部分交換(ユニット毎) メンテナンスが可能 |
※使用環境により異なる場合があります。
※cd(カンデラ):光源から特定の方向へ照射される光の強さを表す単位。LEDビジョンではよく用いられる用語です。
LEDビジョンと液晶ディスプレイの選定基準
- 1. 使用環境(屋内、屋外どちらで使用するか)、サイズ、明るさや視認性の要件がどれほど重要かを考慮します。
- 2. テキスト、動画、デジタルアートなど表示するコンテンツの性質により、解像度や色再現性の要件が異なる場合があります。
- 3. LEDビジョンは一般的に液晶ディスプレイよりも価格が高いので、予算の制約も考慮に入れる必要があります。
LEDビジョンのメリット
- 1. LEDビジョンは圧倒的な明るさで高い輝度を持ち、屋外や明るい環境での視認性に優れています。
- 2. LED素子は一般的に長寿命であり、耐久性に優れています。
- 3. 大きな画面サイズや形状に合わせて柔軟に設計でき、複数のパネルを組み合わせて大画面を形成できます。
- 4. LEDビジョンは広い視野角で、コンテンツの品質が角度によりあまり変化することがありません。
- 5. 部分交換(パネル毎)ができるため、価格面で、メンテナンスにかかる工数、施工費用が軽減できます。
液晶ディスプレイ(LCD)のメリット
- 1. 液晶ディスプレイは一般的にLEDビジョンよりも低価格で導入ができます。
- 2. タッチスクリーンなどのインタラクティブ機能が必要な場合は、液晶ディスプレイが適しています。
- 3. 液晶ディスプレイは一般的に軽量で薄型であり、施工、設置工事が比較的容易です。
最終的な選択は、具体的なニーズ、予算(価格)、使用環境、サイズ、表示内容、配信管理などの要素を総合的に考慮する必要があります。 LEDビジョンは大規模な広告や屋外イベントに適しており、映像の視認性やインパクトが重視される場合に有利です。 一方、液晶ディスプレイは価格効率、ポータビリティなどが求められる場合に適しています。
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